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あなたに合う学習方法
資格取得を目指す人にとって、学習方法を選ぶことは合格までどのような生活をするかという事に繋がります。
努力は必要ですが、体調を崩すような無理な計画は避けましょう。
また、仕事や家庭と受験勉強を両立させていく場合は、全てにおいて完璧を目指すと自分自身を追い込んでしまいます。
時間の使い分けや、効率よく仕事をする方法、家族の協力を得るなどの環境を整えると良いでしょう。
次に実際どのように受験勉強を開始したら良いのか説明していきます。
月ごと・週ごとに目標を決め、計画を立てる
資格取得にかかる期間は様々ですが、試験日から逆算して今週ははこの課題をクリアしよう。
今月はこの問題集を仕上げようなどの目標を立てましょう。そうすることによって、自分自身の受験意識を平均して保つことができます。
長い期間、試験勉強ばかりしていると心のゆとりを失いかねます。
自分の中で目標をクリアすることによって、心のゆとりが生まれます。たとえ目標をクリアできなかった場合でも、その時点でまた計画を立て直し努力すれば良いのです。
独学、通学などの学習スタイルを考える
資格によっては、独学でも十分試験に臨む事ができるでしょう。
ですが、独学となると教材選びや試験までの計画、試験に関する情報収集などを一人で行う事となります。さらに意志の強さも必要となるでしょう。
スクールや通信教育を利用すると、これらの手間を省略する事ができます。また、行き詰った時などのアドバイスを受ける事もできるでしょう。
勉強する時間を決める
学生時代に勉強をしていた頃、あなたは夜型でしたか?朝型でしたか?
仕事などで疲れきった状態で勉強していても集中力も低下し、効率も悪くなります。
仕事から帰ると、ゆっくり食事や入浴などを済ませ、早めに休み、朝型に変えてみると良いでしょう。そうすることで睡眠時間も確保でき、TVなどの誘惑からも逃れる事ができます。
10代の頃に比べたら記憶力も確実に低下しています。その分、今のあなたに合った学習テクニックを身につける必要があります。
例えば「ノートをきれいにまとめて、満足する」などの時間は省略しても良いのです。
時間は限られてる訳ですから、そのようなノート整理に時間をかけるくらいなら問題集の問題に取り組んだほうが確実に力になります。
学生時代の概念は取り払って、限られた時間を有効に使うように心掛けましょう。
通学派?or通信派?
いざ勉強を始めようとしたときに、あなたはどの手段を選択しますか?
ここでは、通学講座、通信講座における双方のメリット、デメリットについて考えてみましょう。
一般的に考えられる双方のメリット・デメリットを下に表記してみました。
通学講座のメリット | 通信講座のメリット |
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通学講座のデメリット | 通信講座のデメリット |
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一般的に、仕事をしていると時間の都合がつけ難いので通信講座を利用したほうが良いように思うかもしれません。
ですが、ここに落とし穴があるのです。通信講座は、どうしても甘えが出てしまいます。意志が弱い人は仕事がどうであれ、あまり向かないと考えて良いでしょう。
逆に、通学講座を利用していれば行かない訳にはいかないので、比較的継続して受講する事ができるはずです。
この通学すら出来ない場合は、モチベーションの低さが原因です。もう一度自分を見つめ直し、何のために自分は講座を受講をするのか考える必要があるでしょう。
そして、通学講座を利用する場合はスクール選びを慎重に行いましょう。
スクール選びのポイント
体験入学を実施しているスクールもあり、よく分からない場合は利用してみると良いでしょう。スクール選びのポイントは概ね以下の通りです。
ポイント
- 受講料は適正であるか。他校と受講内容や受講料を比較してみる
- 転職、再就職、独立の場合、就職フォロー制度が整っているか?
- スクールの職員、講師とのコミュニケーションは取りやすいか?
- 欠席した場合の振替受講制度など、就労者が受講しやすいか?
- 教育訓練給付金を申請する場合、その講座は制度対象講座か?
最近では、教育訓練給付金制度の不正利用を行っている業者も多発しているので、十分注意が必要です。
通信教育で受講する場合も、通学講座と同様のポイントで選択していくと良いと思います。
最近の通信講座では、ブロードバンド講座や受講者の交流の場を設けるなど、最大のデメリットであったコミュニケーション不足の解消に向けて取り組んでいます。
自分自身で計画的に学習ができる人は、通学の煩わしさもなく学習に集中できるでしょう。
通学講座、通信講座のいずれかを選んだとしても、最終的には、あなた自身の努力次第です。周囲に惑わされることなく、自分の意志を貫く強さが必要なのです。
上手な学習時間の作り方
1日は24時間しかありません。これは、どうやり繰りしても増える事も減る事もありません。
では、どのように学習時間を作れば良いのでしょう。そこで当サイトでは、「ちょbit(びっと)たいむ」の活用をオススメしています。
bit(少し)の時間を有効利用するのです。あなたの生活の中で、行動と行動の合間の時間はどのくらいあるでしょうか?
精神科医の和田秀樹氏の著書に、時間の活用法が書かれています。
「TVを見ていて、20:50頃に番組が終わるとして、21:00から勉強しようと考えるのではなく、終わったらすぐに始めるといい。10分もあると問題の何問か解く事ができる」
人はとかく区切りのいい時間になったら行動を起こそうと考えがちです。ですが、時間を有効に使うことのできる人は、この少しの時間でも利用するのです。
あなたの生活の中には、このような「ちょbitたいむ」はどのくらいあるでしょうか。
人との待ち合わせの時間、バスや電車を待つ時間、雑誌を読んだり携帯をいじったりして何気なく過ごしていませんか?
そんな時に、ぜひ「ちょbitたいむ」を活用しましょう。
さっと取り出して勉強ができるようなA6くらいのサイズのノートに覚えておきたい単語や用語、条文などをまとめておくのも良いでしょう。
無理をせず、あなたにぴったりの「ちょbitたいむ」を過ごしてください。
生活スタイルを考えよう
このように時間の有効活用を考えていると、生活全体に無駄な時間がある事に気がつきませんか?
資格試験を機に、生活スタイルを考えてみましょう。仕事や家事で疲れた体で、夜勉強しようとしてもなかなか集中できません。
このような人は、思いきって寝てしまいましょう。そして、朝、今までよりも2時間早く起きてみましょう。朝の静かな時間を利用して勉強に集中できるはずです。
「見たいTVがあるんだけど・・・」という人も、全部ビデオなどに録画してしまいましょう。
休日は、いつまでも布団に横たわっているのではなく、しっかりと1週間分の復習などに取り組んで、夜は、ゆっくりと家族と過ごしたり、1週間分のTVを見たりして、のんびりと過ごしては如何でしょうか?
仕事をしている人は、業務に支障のないように学習時間を作らなければなりません。
勉強したいからと言って、休憩時間まで勉強に取り組むと午後からの業務に疲れがでて、結局は業務がスムーズに進まなかったりします。
休憩時間には、食事をさっと済ませ、ゆっくりと過ごすようにしましょう。休憩時間に勉強しない分、帰宅してから気持ちを切り替えて勉強に励むと良いのです。
通勤時間も有効な学習時間になります。
ですが、乗り物酔いをする、満員電車内では集中できないなど、学習時間に充てるのが難しい場合は、通勤時間も休養時間と割り切って過ごすと良いでしょう。
1日のタイムワークを作るのもいいですが、あまり細かく作るとクリアできなかった時に焦りを感じます。
1週間くらいの中で計画を立てると良いでしょう。クリアできなかった分は、休みの日を利用して取り戻しましょう。
大変な受験勉強も、気分の切り替えを上手にする事で乗り越えられます。ONとOFFの使い分けをし、ここぞ!という時の集中力を養いましょう。